NPO 法人くるりんこの誕生には、2 つのきっかけがありました。
ひとつめは、視察で訪れた中国で見た光景です。そこでは、日本国内でリサイクルするのに手間暇がかかるために、輸出された廃電線が、決して衛生的とは言えない環境の中で、無数の作業者の手によって選別・加工されていました。
ふたつめは、東日本大震災の後で被災地の障がい者施設の方々から聞いた「施設利用者にやってもらう仕事がない」という悲痛な声です。
そこで私たちはこの2 つの悲しみを減らしたいという想いから
①障がい者施設にリサイクル機器を貸し出す。 ②今まで輸出されていた廃電線の再資源化作業を障がい者施設にやってもらい工賃を支払う。 ③作業の成果である資源物を地元の工場で使用してもらう
の3 本柱からなる「きずなループ事業」を考え、これを実行するための団体として、2013年5月にNPO法人くるりんこを設立したのです。
福島熱血エコ通信 「くるりんこ NO.1」