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きずなループ事業|企業・障がい者施設・地域が創り出す未来への環境プロジェクト。只今、廃電線を募集しております。

福祉施設で働く障がい者の方の毎月の収入をご存知でしょうか。

福島熱血エコ通信
厚生労働省の調査によりますと、就労継続支援B型事業所•通所授産施設、小規模通所授産施設といった障がい者施設で自立を目指して働いておられる障がい者の方の月収は、全国平均で14,838円(平成26年)です。

とても残念なことですが、障がい者施設が請け負っている仕事は決して効率の良いものとはいえないのが現実です。

その中でも、福島県は平均を大きく下回り、平成26年時点では、全国ワースト10位の13,571円となっていました。

そして現在、東日本大震災の企業活動の低迷や混乱のために、状況はより悪化しつつあります。私たちがお付き合いさせていただいている障がい者施設では、平均月収が一時7,000円程度まで低下していきました。

「きずなループ事業」は、こうした状況を改善するために生まれました。

以前から私たちは、新興国の経済成長により少なからぬ資源物が海外へ輸出されている現状を憂慮してきました。例えば電気工事や解体工事に伴って発生する廃電線の一部は、日本国内での処理コスト(人件費•設備投資)が嵩むことが原因でその多くが輸出されていますが、輸出先の低廉な人件費や緩やかな環境規制を背景に「公害の輸出」に近い現状が見受けられたのです。

そこで私たちは、障がい者施設に簡便なリサイクル機器を貸与し、地元再生資源業者の指導に従って作業を行うことで、施設を利用する障がい者の方々に就労の場を提供するとともに、再生資源の野放図な海外流出を抑制し、併せて資源物の国内還流•地元でのリサイクルを促進する「きずなループ事業」の仕組みを構築するに至りました。

今後とも「きずなループ事業」の主旨をご理解いただき、私たちの取組みへみなさんのご賛同とご支援を賜りたく、お願いいたします。

↓つづきはpdfでご覧ください。

福島熱血エコ通信 「くるりんこ NO.6」